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Author:miyamu
 
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Little by Little(ちょこっとずつ)英語にとりくむはずが、全然そんなヒマのない、miyamuの日常。
どうしたの?

ため息ばっかりついて、どうした

sky.jpg

何だか、とても、気が重そうだ
不安なことがいっぱいあるから、笑顔も力ないし
全然、「大丈夫」じゃなさそうだ

どうしたの?

たまにしか会えない
たまにしか話せない

たとえ久し振りに顔を合わせたとしても
安心して打ち明け、一緒に泣ける
くだらないことを報告しあい、笑いあう

答えの出ない悩みでも
聞いてあげたいし、伝えたい

根っこの深いところから
私は相手を好きだし、相手も私を好きだ
わがままを許しあえる
これって相思相愛じゃないだろうか

それは家族だったり、古い友達だったり
心が通うというのは、こういうこと

どうしたの?

そう聞いてほしい
何だかとっても心細いんだ。

【2007/08/23 13:39】 | ぽえむぅ | トラックバック(0) | コメント(0) |
素直

会う前には、いつも反復していた

どんな言葉で、何を伝えるか
どんな顔をして、どう振る舞うか など
ケーススタディのような確認事項のあれこれを

それなのに
呼び鈴を押して「どうぞ」と聞こえると
聞きなれた声に、ドアに伸ばしかけた手が止まる
「どうぞ?」
さっきよりも少し大きな声になった

わたしは観念して、そっとドアを開いて、中を覗いた
「ああ、いらっしゃい。」
懐かしい顔が目に飛び込んでくる

その途端に 
何度も学習したはずの内容はまっさらになってしまい
天気だとか仕事だとかの
どうでもいい話をし始めてしまうんだ
わたしはいつもそうだった 素直になれない

そうだ、思い出さなくちゃ
最低限 今日わたしがしたかったことがあったでしょう

一つ目、まっすぐ目を見て
二つ目、お礼を言う
三つ目、ぎゅっとする

これだけを果たすために
長い道のりを 震える膝でやってきたんだから

【2007/02/22 09:38】 | ぽえむぅ | トラックバック(0) | コメント(0) |
タルト

意外なほど、かわいらしい店に連れて行かれた。

タルトが美味しいという、そのカフェは
壁も床も、揃いのファニチャーも真っ白で、やたらまぶしかった。
天井まである大きなガラスから、タイル張りの歩道に
何事かに満たされた顔で、通りを行く人々が見えた。
誰もこちらを見ているわけじゃないのに
つい、ここに座る自分の姿が浮いているような気がして、うつむいてしまう。

長いこと、悩んだ末に
(カタログのようなタルトのメニューを、私はもう3周も見た。)

「決めた。私ね、これ。・・・いや、やっぱり、こっち。」
結局最初に気になっていた、チョコレートと苺のタルトを選んだ。

「おなじだ。」

予想が外れて、彼も私と同じタルトを選んでいた。
二人で同じというのが、ちょっと気恥ずかしく
「じゃあ、これにするわ。」
私は第二希望のベリータルトに、変更した。

タルトがやってくるまでの間
他愛もない、会話をしていた。
そこで私は、彼がとても忙しくしており
疲れると甘いものが食べたくなる、という事を知った。
(だから、チョコレートなのね)
少し申し訳ない気持ちで、私は納得した。

間もなく
店員が切りたてのタルトを小皿に乗せてやってきた。

「お待たせしました、チョコレートのお客様・・・?」
「あ、こちらです。」

彼の手は黙って私を示していた。

思わず「いいのに!」と、制してしまった。
皿を交換しようとする私にお構いなしで
ベリーのタルトは、彼の口に運ばれていった。

そんな風に、この人は不意にやさしさを見せる。

【2007/01/10 20:43】 | ぽえむぅ | トラックバック(0) | コメント(0) |
Waiting

夜になると現れる、別人格。

昼休みに「夜に書いた手紙は、翌朝読むと恥ずかしい」という話題になったが
「その通り!」だと、妙に納得。確かにそうかもしれない。
夜のもつ神秘的なムードは人の気分を盛り上げて
意外なロマンチストが呼び起こされるけれど、
朝日を受けると、いきなり正気に戻り、いつもの日常が始まる。

そうだ、夜に大作のラブレターを書いたら
夜中のうちに読み返して、糊で封をしてしまったらどうか。朝、ボツにならないように。
ついでに読んでもらう時間を、家族の寝静まった夜中にしてもらったら
相手も夜のムードに感化されている分、成就するかもしれない。

遠くにいる恋人と電話で話すなら、夜を選べば
思わぬ言葉を聞き出せたりするかもしれない。
日頃は伝えられない、素敵な言葉を囁き合えるかも・・・なんて風に。



そのうち来るかしら

おみやげのチョコレート とけないといいけど
じつは花束も待ってるんだけど

もし来なかったら 私は
今日何しようかな こんな遠くまで来てしまったし
青空がとても高いし

空っぽのジュースのストローを
くちびるにあてて 飲んでいるフリをした
ああ、あの白い椅子に座って もう少し待っていよう

風が吹くと 右から左へ、左から右へと
すすきの綿毛が飛んでいく
私の髪に 肩に 舞い降りるけれど
つまもうとしたら逃げた
やっぱり空がいいんだね

良い天気だなぁ ほんとうに。

私がここで風に吹かれている間
みんなは何しているんだろうな
あなたは、どこにいるんだろうな

腕時計を見ると きちん秒を刻んでいるので
別に とまっちゃいないみたいね

止まっているのは ひとりだけ ここで
座って 何かごちゃごちゃと書いてる私だけ

待ってるよ。
待つのは嫌いじゃないんだ。

【2006/11/13 23:31】 | ぽえむぅ | トラックバック(0) | コメント(0) |
浄化

太陽が やけに白い光を 地上に降ろしている
さわさわ揺れる カヤの穂と同じ色だ 

天が高いと 私の影は とても小さくなり
逃げる場所が 無いよと怯えるけれど
そこには見慣れた笑顔と
かぎ慣れた匂いがあり つい立ち去りがたい

そろそろ時間ですから
もう 行かなくては

最後に 差し出した手を
少し驚いたように でも ぎゅっと握り
もうすっかり大人になった 私の頭を撫ぜる
あたたかくて 強い掌
素直になれる 魔法がかかる 

ぴんと張った背筋をゆるめて
ゆっくりおやすみ
明日はもっと やさしくなれるはず

【2006/08/24 23:25】 | ぽえむぅ | トラックバック(0) | コメント(0) |
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