
I always welcome you★
Author:miyamu
時代に流されDAY BY DAYまで
ブログになっちゃった!
親サイト共々、どうぞよろしく。
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| - | - | - | - | - | 1 | 2 |
| 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
| 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
| 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
| 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
| 31 | - | - | - | - | - | - |
|
文庫で上下巻、一気に読んだのだが。 |
|
はぁ、とうとう終わっちゃったか。
という訳で、「白夜行」を読了した。時間を見つけては一気に読んでいたから、終わったら終わったで何だか寂しい気持ちになってしまう。おまけに何というか、終わり方に未来につながる救いや明るさが見つけられなかったせいもある。小説の世界で犯罪を重ねて追い詰められた魅力的な犯人がたどる結末は、やはり、大体決まっているのだ。犯人なのに完全には憎めず、魅力的という所がミソ。こういうエンディングはやはり切ない。 相当に汚れた犯罪を描いているのに、悪い人でも何故か捕まらないで欲しいと思わせるのが、人気作家のなせる技なのだろうか。「白夜行」は読み手がそそられる娯楽要素(というのが正しい表現かは、微妙なのだが)をしっかり抑えている。スピード感溢れる乗り物のような感覚で、読みやすい。それでも最終的な答えは読者にゆだねられているから、少々未消化な気持ちも残り、最後のページで「え、もう(続き)無いの!?」と残念に思った。その後どうなったのか、もっと読みたいのに、長い小説はそこであっけなく打ち切られてしまうのだ。想像が悶々と巡り、何だかちょっと悔しい。 そういえば途中で、「白夜行」と「永遠の仔」とは相通ずる点があると思った。主要登場人物の幼少期から大人になった現在につながる謎や、彼らの抱えた癒えない傷、そして生きている世界に光が差さないこと…等々。要はどちらも暗くて重たい物語なのだ。 ただ、「白夜行」の主役と思われる2人の人物像が、次々と彼らと関わる他者の視点から徐々に浮き彫りにされていき、終盤には破滅を感じさせるのに対し、「永遠の仔」では、もがきつつ生きているの3人の姿がそれぞれの身近な視点で痛いほど書き込まれていて、最後にはほんの僅かな光が見えることで、全然異なる小説になっていると思う。どちらも読む価値がある、お腹一杯になれる小説だ。 さて、次は何を読もうか。 この頃ミステリづいているので、しばらくはこの波に乗ってみようかしら。 |
|
言葉を覚えるのは、理屈じゃないさ!?
さて、私はどうして日本語を読めて、話せて、書けるのか。落語や冗談で笑えるのか。たとえ漢字や国語のテストで間違っても、文法の正しい口語が出てくるのか。答えは簡単である。それは、私が生まれた時からずっと日本語環境で育ち、日本語を耳にして生活してきたからに他ならない。母国語とはそうやって身に付いていくものだろう。英語の場合だって同じだと思う。 タイトルに惹かれて手にしたこの本。まさにアメリカの子供達が英語を母国語として身に付けていく様子を、教育の現場や分化などの背景を解説しながら分析している、大変興味深い本である。小学校という小さなアメリカ社会にて、子供達が英語のみならず、アメリカ人らしさを手に入れて行く様子もよく分かる。もしもアメリカの現地校に子供を通わせるのならば、役に立つ知識がこの中に詰まっている、という感じ。 著者は実際に子供達に教育を施している立場にあるそうだが、なかなか魅力的な先生のようで、こんな先生から私も英語を教わってみたいなぁと思った。遊びを通じて、集団行動を通じて、教室内にて、ディベートを通じて、こんな風に英語を覚えていく・・・という事例がいくつも紹介されていて、読み物として盛り沢山な一冊である。 思うに、言葉を“どうやって習得したのか”という風に事細かに説明できるのは、大人になってから苦労と努力で習得した場合に限るのかもしれない。ごくごく自然に覚えて行った物については説明なんて不要で、元々は理屈じゃなく単に身に付いただけのこと。それを教育を通じてより深く洗練していくのだろう。 日頃、運悪く高圧的なネイティブスピーカーを相手にしてしまった時、英語が出来るからすごいのか…?などと錯覚してしまいそうだが、読後はそれは見かけだけの格好良さだと思った。もともと英語圏にいただけのラッキーな相手に、英語“すら”できない日本人と思われたって悪くないさと開き直ろう。こちとら日本語は堂々と出来るのだし、おまけに英語だってかじっているんだぞ。胸を張れ、日本人よ!(と、自分に言い聞かせてみたり。)
|
||
|
連想ゲーム感覚で、語彙が増える!?
本当に、著者は頭が良い人なのだなぁと思いながら、私はこの本を読んだ。ピーター・フランクル氏はハンガリー人で、日本語と英語は彼にとって外国語なのだ。それなのに外国語の英語について、日本語で本を書いているとは…。さすがは12ヶ国語を操る数学者というだけある。しかも大道芸人という職業まで同時に持ち合わせているというのだから、単なる堅物学者とは違った魅力ある人物であることが伺い知れる。 さて、この「頭の良くなる英語」という本は、勉強や英語攻略のための本ではない。著者は日本の大学で教鞭を取った経験から、学生達に必要なのは詰め込む知識よりも、応用と柔軟性だと感じたそうだが、そういう日本人のがちがちの頭をやわらかくして英単語を吸収しつつ、頭の単語備蓄庫から引っ張り出しやすくするためのトレーニング本のような感じだ。 頭の良くなる…というのは、要は発想の転換だと思う。色々なクイズが出ていた中で、特にanagram(アナグラム:スペルの順番を変えて、別の単語や語句を作る遊び)など、とても面白いと思ったし、悩んだ末に解けたときのスッキリ感はかなりのものだった。 太文字部分の順番を変えて、単語を1つ作り、カッコ内にいれることが出来るだろうか。 If you want to pull a huge log, an( )might give you NEAT HELP. 実は日本人は、沢山英語を知っている。日本語でカタカナで表記される外来語は、実は日常に溶け込んでいる英語であることが多い。日本人は無意識に英単語を記憶し、脳に沢山ストックしているのに、いざ英語として使おうとすると全く出てこないのはどうしてかというと、それを日本語としてインプットしているからだ…というくだりが興味深かった。知らないのではなくて、脳から引き出せないという、実に勿体無い人が多いのだという。なるほどなぁ。 気楽に読める本。ピーター・フランクルさん、すごいね。 ★★★☆点。お風呂や電車で、知恵遊び。ちなみに答えはELEPHANT、象です。
|
||
|
読んでいて、グッと引き込まれる。
戦後間もない日本を離れ、夫婦で留学生としてアメリカに渡ったという著者の体験がすごい。 「直読英語の技術」という本題に入る前の冒頭部、その部分を読むだけでも、この本を手に取る価値があるかと思う。アメリカで生きて行くために、ひたすら勉強し、同時に学費と生活費を稼ぐために身を削るように働き、なおかつ大学の厳しい単位を1つも落とさず、最後には素晴らしい成績を残したという著者の波乱万丈伝がエッセイになっているのだ。 険しい言葉の壁をよじ登り、そこから落とされないように力いっぱい張り付く努力と根性には、読んでいて頭が下がる。先が気になって、文法の話が始まるまではぐいぐい読み進んでしまう。著者が体験した留学生活の実話が、本題に入る前のエッセイとしては存在感と説得力がありすぎるのだ。著者が学業をやり遂げたくだりでは胸が熱くなり、爽快感でいっぱいになる。 さて、本題の「直読英語の技術」というのは何かと言うと。1日が24時間では足りないような暮らしの中で、著者は外国語で分厚い本を何冊も読まねばならなかった。辞書を引く間もないほど、猛烈な勢いで何百ページも読まねばならない状態だなんて想像を絶する事だが、そこで習得したのが“直読”という技術なのだ。 直読=英語を英語のまま、日本語に変換しないでひたすら“読む”。分からない単語は分からないままで、どんどん“読む”こと。まさしく実践あるのみ。言うなれば、読むことも会話と同じで、「習うより、慣れろ」なのだ。分からない単語を含む言い回しに何度も出会うほど、経験した場面が増えて行くほど、おのずとその単語の持つ意味が「こういうことかな?」と、分かってくるように、文章も読めば読むほど読解力が付き、ページを捲る手も早くなる。速読とも言えるのかなと思うが、著者が直読と表記しているのは、きっと「そのまま、ひたすら読む」というニュアンスを大切にしているからだろう。 著者はこの本の中で、分からない単語にぶつかったら立ち止まらずに、推量することを勧めている。本を読むのに、単語を1つも漏らさずに翻訳する必要は無いので、前後のつながりで意味が汲み取れればOKなのだ。1つの単語にこだわって立ち止まるのはタブーで、文章の意味を把握することが重要ということだ。日本語で読書する時でも、読めない漢字にぶつかったりするけれど、そんな場合は推量して大体の意味を理解するのと同じことだ。 さらに、著者は英文を読むためには最低限の文法だけを持っていれば良いとしている。ただ、最低限なので、全部大事なことばかりである。「世界一簡単な英語の本」とは対極に思えるが、私としては、こちらの言っている事の方がしっくりくると感じた。 直読(速読)技術の上達を見る目安として、wpmという言葉が出てくる。wpmとは words per minutesの頭文字を取った言葉で、つまり1分間に読める単語数を意味する。数字が高くなるほど、読むスピードが早いということになるのだが、平均的なネイティブスピーカーが300wpmで、日本人の学習者が100wpmほどらしい。本の中では具体的に数字のレベルについて触れられていないが、とにかく早ければ早いほど直読技術が高いということだろう。ただし、ただ読めば良いというのではなく、内容まで“読解”していることが重要なのはいうまでもない。 ちなみに100wpmはネイティブの小学1年生ほどのレベルらしい。これは very slow である。ネイティブの音読スピードは150wpmぐらいなので、とりあえずこのぐらいを目標に、徐々にスピードを上げていけたらよいだろう。つまり、ひたすら読むしかない・・・ということなのかな。 中級ぐらいで煮詰まっている人に喝!英語圏でもやもやしている人に激励。 読み物として、面白いと思う。 ★★★★☆ 4.5点 おすすめ。
|
||
|
タイトルに惹かれ、図書館で手に取った。
サブタイトルの「イギリス英語散歩」というのが、私は実に合っていると思った。なぜなら、文中には著者が街中で見かけた標識やポスターなどが取り上げられ、「おや、これはどんな意味だろう?」と、素朴な疑問を抱いたことがそのまま書かれている。きっと散歩がてら、面白いものを見かけては、家で辞書を引いて調べたりしていたんだろうなぁと、そんな人間性が垣間見られるような“日常っぽさ”に溢れている。 要するに、著者のイギリスでの生活を通じて見つけた面白い英語表現や、とんちのような意味の単語や、それらにまつわる歴史的背景や生活習慣の名残などを、写真満載で読みやすく紹介している本なのだ。著者の実体験に基づいているので、実際にイギリスで生活し始めたばかりの人や、イギリスに旅行へ行く人、また帰ってきた人など、イギリス文化と英語に興味がある人には楽しく読める本だと思う。 読み物としては、とてもお手軽な本だ。文章量はかなり軽めで、見開きごとに1話完結のようにまとめられているので、電車で1駅乗っているだけの時でも歯切れよく読み進められる。また、英語と米語では言い方が違う表現や、カタカナ英語と英語のギャップについても、多彩なトピックで書かれているので、飽きずにすらすら読める内容だろう。 私はイギリスには旅行で訪れただけであるが、その時に感じたことを思い出しつつ、読書できて面白かった。英語のオリジナリティというか、良くも悪くもざっくばらんなアメリカ文化との違いや、王国という個性やヨーロッパの影響など、広く、浅く。イギリスフリークの人には、周知の事実かもしれないけれど、海外旅行が好きな人に、おすすめな一冊。ちなみに、英語を勉強するための本ではありません。 5点満点で、★★★ そうだ、タイトルの意味。 シャープなリンゴ、ルーズなトマトについても書かれている。
|
||
|
せっかくなので、復習をかねて
本を読んだら感想など、紹介します。 在米中は英語アンテナを張り巡らせていた私。日本に一時帰国していても、どこかで英語のことを考えて落ち着かず、中途半端に頭が切り替わらなかった。だから、ちょうど帰国していた時に、本屋のベストポジションに山積みで売られていた「ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本」がとても気になった。キャッチーなタイトルと、関連本まで売れているという宣伝への先入観のせいかもしれない。でも、買わなかったのよね。パラパラと立ち読みをして、あえて必要ないと感じたから。つまりその頃は、今よりも英語が出来たのよね、ふぅ。 数年を経て、今更のように図書館で借りたこの本。 この本にはねぇ…きっと相性があると思う。イラストも豊富で内容も面白いし、詰め込み式のよくある英語攻略本とはちと違う。英文を前にした時に、どこに目を付けて読解すればよいのかを、独自の視点から解説している。一言でいうなら、洋書や英文を楽に読むための「スキルの提案」をしている本なのだ。故に、試験の英文法や英会話を学ぶための本ではない。 その独自の視点とは、まず英文法や文法用語を徹底的に使わず、物語的な口調で、「こんな風に考えてみたら、取っ付きやすくて分かりやすいです。」的な置き換えをしていることだ。例えば前置詞を「接着剤」と呼ぶなど、あえてやさしい言葉を選んで英語への拒否反応を軽減させているのだと思う。 でも形こそ違えど、文型のパターンを噛み砕いた言葉で伝えようとしているので、すでにある程度文法を勉強した経験のある人には、この置き換えが少々回りくどく、混乱のもとに感じられるかもしれない。(横文字を極力使わないでお年寄りと話す時のような、気配りに似ているな…と私は思ったのだが。) 全編を通じて、英語の構造を細かいルールは置いておいて、感覚的に把握しようという狙いがあるようだ。めげそうになる箇所は先回りして、飛ばしてもいいよと安心させておき、出来たら褒めて伸ばす的な文章に好みが分かれそう。 本の終盤では、手軽な長さの短編物語で練習もできるようになっているのだが、この短編は読みやすくなかなか良いお話だった。いざ洋書を読む前のプレッシャーを軽くするための初めの一歩という感じだと思う。当たり前のことながら、英語の習得には近道は無いし、地道な実践(この場合、英語は学問と言うよりは使ってなんぼの道具だから、読書で英語の感覚を掴むいうこと)でアレルギーを克服すべし…なのだ。 個人的には5点満点で、★★点。 でも嫌いじゃないです。
|
||